NOWORXをはじめる
NOWORXは、部署ごとのAIエージェントが組織図の上で連携して働くAIエージェント・グループウェアです。理解すべきことは3つだけです。
1. 組織図 — 部署とエージェント
会社の構造に合わせて部署(財務会計・人事労務・マーケティングなど)を作成し、各部署にAIエージェントを配置します。エージェントはその部署の業務を理解する担当者になります。
2. チャット — 指示する
アプリ・Web・デスクトップからチャットで指示すると、担当部署のエージェントが作業を実行し、結果を返信します。メール・カレンダー・勤怠・決裁・ドライブなどのグループウェア機能が内蔵されています。
3. ランチャー — 実行エンジン
社内PCにインストールするランチャーが、実際の作業を実行するエンジンです。アプリ・Webが指示を出すリモコンだとすれば、ランチャーはその指示を処理する心臓部です。
まとめると — 組織図に部署を作り → エージェントを配置し → チャットで指示すると、ランチャーが実際の業務を処理します。
ランチャー(エンジン)のインストール
ランチャーは、社内PCを実際の作業を実行するエンジンに変えるプログラムです。ダウンロードページからWindows/Mac版を入手してインストールしてください。
インストール後
会社アカウントでログインすると、ランチャーはバックグラウンド(トレイ)で待機します。指示が届くと作業を処理し、結果を返信します。実行中は自動的に最新バージョンを取得します。
なぜ社内PCなのか
重要な接続情報(パスワード・ホスト)をクラウドに送らず、社内のランチャーにのみ保管するためです。データ主権とセキュリティが守られます。
コネクタとは? — エージェントの通り道
コネクタとは、エージェントが外部の業務システム(Douzone・SAP・QuickBooks・社内DB・SaaS)に接続し、自ら探索・判断できるようにする「通り道」です。特定の照会関数をあらかじめ組み込んでおくのではなく、エージェントが実際にシステムへ入り、その場で必要な情報を把握できるよう、扉と地図を開いてあげるイメージです。
NOWORXのコネクタ形式(.aqc)は、3つの層から構成されます。
① ACCESS — どうやって入るか
検証済みのアダプタ(MSSQL・PostgreSQL・MySQL・REST など)で接続します。接続フィールド(ホスト・アカウントなど)のスキーマのみを定義し、実際のパスワードはマニフェストには含めません。
② DISCOVER — 何があるか
エージェントがシステムを自ら調べる方法です。DBであればスキーマ(テーブル・カラム)を読み取って構造を把握し、SaaSであればAPI一覧を確認します。これにより、一つの通り道で売上・在庫・未収金など何でも問い合わせできます。
③ GUARD — 何を許可するか
読み取り専用の強制、許可範囲(テーブル/エンドポイント)のホワイトリスト、機密情報のマスキング。エージェントが自由に探索しても安全な境界を定めます。
MCPのようにサーバーコードを立ち上げて信頼する必要はありません。NOWORXのコネクタは宣言型 + 検証済みアダプタであるため、他人が作ったコネクタをインストールしても、データ流出・破壊は構造的に起こり得ません。
コネクタを連携する
組織図画面右下のデータ連携ボタンを押すと、コネクタ一覧が開きます。
1. 選択・有効化
連携したい業務システムを選び、有効化します。カテゴリや検索で探すことができます。
2. 接続情報の入力
接続情報を入力すると、ブラウザから社内ランチャーへ直接送信され、ランチャーの金庫(DPAPI)に保存されます。パスワードはクラウドやサーバーを一切経由しません。
3. エージェントの利用
連携が完了すると、部署のエージェントがそのシステムのデータを読み取り専用で照会し、業務に活用します。
コネクタスタジオ・公開
コネクタは3つの方法で作成でき、いずれも同じ.aqcマニフェストが生成されます。
① 自動生成(非エンジニア向け)
接続情報を入力するだけで、エージェントがシステムを自動探索(DISCOVER)し、コネクタの草案を作成してくれます。SQLを知らなくても、自社の通り道を作ることができます。
② フォームビルダー(管理者向け)
画面上で接続フィールド・探索オプション・安全境界を入力して作成します。
③ マニフェスト(開発者・ベンダー向け)
.aqc(JSON/YAML)を直接記述するか、ファイルとしてアップロードします。チーム・Git共有が可能です。
{
"id": "duzon-icube-kr",
"name": "더존 iCUBE",
"publisher": "your.co",
"category": "erp",
"access": { "adapter": "mssql", "fields": [ /* host, database, user, password ... */ ] },
"discover": { "mode": "introspect", "hints": { "sales": "sales_*" } },
"guard": { "readonly": true, "allow": ["dbo.*"] }
}
作成したコネクタは、マーケットプレイスに公開するか、組織専用として登録できます。ベンダー・パートナーが作成したコネクタを他のユーザーがインストールして使うコネクタマーケットが開かれます。公開前には自動検証(アダプタのホワイトリスト・読み取り専用・探索範囲)を通過する必要があります。
※ コネクタの作成・公開機能は順次公開予定です。ベンダー/パートナー登録についてはお問い合わせください。
セキュリティ — クレデンシャルの境界
クレデンシャルは社内ランチャーにのみ
接続パスワード・ホストは、ブラウザから社内ランチャー(DPAPI)にのみ保存され、クラウド・サーバー・DBには一切保存されません。
読み取り専用・ホワイトリスト
外部システムとの連携は読み取り専用に強制され、許可された範囲のみを照会します。データの変更・削除はできません。
検証済みアダプタのみ
コネクタは検証済みのアダプタでのみ実行されます。任意のコード実行がないため、他人が作ったコネクタをインストールしても安全です。