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不動産会社のためのグループウェア|契約書の保管と更新期限を、担当者の記憶から切り離す

不動産の仕事は、契約書の所在と期限の管理が止まると全部が止まります。媒介から契約、更新、解約までの書面を案件単位で保管し、通知の期限を日付順で見える状態にする。反響の追客も、内見の調整も、仲介手数料の請求も、その一本の流れの上に乗せます。部署ごとに配置されたAIエージェントが、契約からの期限の拾い出しや提出前の抜けの指摘といった手前の作業を、担当者と一緒に片づけます。

こんな状態が続いているなら

契約書の原本が、担当者の記憶の中にしかない

媒介契約書、重要事項説明の書面、契約書、そして更新のたびに増える覚書。支店ごとのキャビネットに年度別で積まれ、どの案件がどのファイルに綴じられているかは担当者しか知りません。担当者が異動・退職した案件でトラブルが起きると、対応の初動が「まず書庫を探す」から始まります。

更新の通知期限を、個人のスマホのアラームで守っている

賃貸借の更新は、期限のかなり前に貸主・借主それぞれへ話を通さないと条件の見直しが間に合いません。ところが管理の実体は担当者個人のカレンダーと、家賃管理用のExcelの色付けです。繁忙期に一件抜けると、そのまま次の期間まで条件を動かせなくなります。

反響が担当者の携帯に着信して、そのまま消える

物件情報サイト経由の問い合わせ、看板を見ての電話、既存入居者からの紹介。入口はばらばらで、追客の履歴は個人のメモアプリと通話履歴の中です。「あの物件、誰がいつまで追っていたのか」を社内で再現できないため、同じ客付けを二人で追うことも、そのまま放置されることも起きます。

初期費用の内訳が、担当者ごとに違う紙で渡っている

敷金、礼金、仲介手数料、保証会社の保証料、火災保険、鍵交換。項目の並びも書き方も担当者のExcel任せなので、契約直前に「その費用は聞いていない」となって申込がひっくり返ります。誰がいつどの条件で提示したかも残らないため、言った・言わないの決着がつきません。

貸主側と借主側で、どちらに請求済みか電話で確認している

仲介手数料は請求先が分かれ、元付・客付で分ける取引も入ります。決済が終わったあとに「そちらで請求しましたか」と相手方の担当者に確認する電話が発生し、控えの保管場所も担当者ごとにばらばらです。

NOWORXでは、こう流れます

各段階で使うアプリは、名前を押すと詳細を見られます。

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    反響を受けてから、追客の履歴が残るまで

    問い合わせが入った時点で、希望エリア、間取り、入居希望日、勤務先の最寄り駅といった条件を顧客名簿に残し、案件として営業パイプラインに乗せます。反響元が物件情報サイトか電話か紹介かを最初に記録しておくと、どの入口の反響が申込まで到達しているかが担当者の感覚ではなく件数で見えます。追客の記録は個人のメモではなく案件に紐づくので、担当が替わっても顧客に同じ質問を二度しません。

    この段階で使うアプリ取引先管理営業パイプライン
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    内見の調整と、申込・入居審査の可否

    鍵の受け渡し、現地待ち合わせ、管理会社への内見連絡はチームカレンダーに置き、同じ部屋に二組が重なる事故を防ぎます。申込が入ると、保証会社の審査と貸主の承諾という二つの返事を待つ状態が同時に走るため、案件のステータスとして分けて持ちます。貸主が法人で社内の承諾が要る管理物件は、可否を決裁として記録し、口頭了承のまま契約日を押さえてしまう事態を避けます。

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    初期費用の提示と、重要事項説明・契約締結

    初期費用は項目を固定した見積として出し、誰がいつどの条件で提示したかを案件に残します。締結後は、媒介契約書、重要事項説明の書面、契約書、特約の付いた覚書までを一つの案件にまとめ、有資格者の記名がある版がどれかを版数で区別します。差し替えが起きたときに古い版が現場に出回らないことが、この業種では最優先です。

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    仲介手数料の請求と、共同仲介の分配

    手数料は貸主側と借主側で請求先が分かれ、他社と共同で扱う取引では分配の話も乗ります。請求の内容と入金の消し込みを案件に紐づけておけば、決済後に相手方へ確認の電話を入れる手間が消えます。適格請求書としての記載要件を満たしているかの確認も、案件に残った控えを開くだけで済みます。

    この段階で使うアプリ決裁ダッシュボード取引先管理
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    契約書の保存と、更新・解約の期限管理

    契約ごとに保存期限と更新期限を持たせ、期限が近い契約を日付順の一覧にします。取引の種類や書面の性質によって求められる保存年限は異なるため、一律の年数ではなく案件単位で期限を設定できることが実務上は重要です。毎朝のブリーフィングに「今日から通知の準備に入る契約」を担当者別で出せば、更新の取りこぼしは個人の記憶ではなく仕組みで止まります。

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    管理受託物件のオーナー対応と、修繕の承認

    設備の故障や退去後の原状回復は、見積を取ってオーナーの承認を得るまで着手できません。見積の取得、社内での確認、オーナー承認、施工の依頼という流れを決裁として残すと、負担区分でもめやすい修繕費の経緯を後から追えます。オーナーごとの連絡窓口と所有物件は名簿側に持たせ、担当が替わっても対応履歴ごと引き継げる状態にします。

よくある質問

宅建業で求められる書面の保存年限に対応できますか。

保存年限は取引の種類や書面の性質によって異なるため、製品側で一律の年数を決め打ちにはしていません。契約ごとに保存期限を設定し、期限が近いもの・過ぎたものを一覧で確認できるようにしています。年限そのものの判断は自社の運用ルールに合わせて設定してください。

電子契約(電子署名)の機能はありますか。

署名そのものを行う機能は持っていません。すでに締結された契約データや、紙をスキャンしたPDFを案件・物件・当事者に紐づけて保管し、検索と期限管理を担う側です。締結の手段は今お使いのものを変えず、保管と更新管理だけを社内で一本にする使い方を想定しています。

紙で残っている過去の契約書は、全部スキャンし直す必要がありますか。

遡ってすべてを電子化する必要はありません。更新期限が生きている契約と、問い合わせや係争の多い物件から先に登録し、原本の保管場所(支店名、キャビネット番号、ファイル番号)を項目として残す運用が現実的です。原本は現物のまま、所在だけ検索できる状態にするところから始められます。

顧客の勤務先や年収、連帯保証人の情報を全社員が見られてしまいませんか。

名簿と契約は部署単位で閲覧範囲を分けられます。店舗をまたぐ共同仲介のときだけ対象の案件を共有する、といった運用ができます。誰でも全件を開ける状態にはしないという前提で権限を設計してください。

物件情報サイトや業界の流通機構と自動で連携しますか。

現時点で外部の物件情報サイトや流通機構との自動連携は持っていません。掲載の作業は今の手順のままで問題ありません。連携がなくても、どの入口から来た反響かを受付時に記録しておけば、追客から契約までの履歴は社内側で一本につながります。

AIエージェントが重要事項説明書を作成してくれるのですか。

説明と記名は資格を持つ人が行うものなので、AIがその責任を肩代わりすることはありません。AIが担うのは、保管された契約から更新期限や特約の該当箇所を拾い出す、提出前に項目の抜けを指摘する、といった手前の作業です。最終的な内容の確認は必ず人が行う前提で設計しています。

支店が複数あります。物件と顧客を支店ごとに分けられますか。

部署の単位で分けられます。支店内で完結する案件は支店の中だけで扱い、共同で追う案件だけを共有する形にできます。管理側から全体を横断して期限だけ確認する、という見方も取れます。

ワークスペースを開いて、使うアプリから有効にする。

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